ゴルフ場管理機器 23GHPバンガードVツインエンジン焼き付き修理事例|386447 オーバーヒートによるブロック破損を修理

ゴルフ場管理機器に搭載されたVANGUARD 23GHPエンジンの修理事例

今回は、ゴルフ場で使用されている輸入管理機器に搭載された、Briggs & Stratton製 VANGUARD(バンガード)Vツインエンジンの修理事例をご紹介します。

機械管理担当者様より、

・エンジンから異音がする
・白煙が出る
・出力不足
・エンジンの調子が悪い

という症状でご相談をいただきました。

搭載されていたエンジンは、23GHPのバンガードVツインエンジン(型式386447)です。
使用時間は約800時間で、ゴルフ場で日常的に使用されていた機械でした。


故障時の症状

入庫時には、

・金属音を伴う異音
・マフラーからの白煙
・出力低下
・エンジン回転の不安定

といった症状が確認されました。

白煙が出ている場合、オイル上がり・オイル下がり・内部破損など複数の原因が考えられます。
今回は異音も同時に発生していたため、内部損傷の可能性を考慮しながら点検を進めました。


診断の流れ

まず基本点検として、

・オイル状態確認
・点火系確認
・圧縮測定
・吸排気確認

を実施しました。

その結果、No1シリンダ側の圧縮圧が「0kg/cm」という状態でした。

通常、VANGUARD Vツインエンジンでは圧縮が完全に抜けている場合、内部破損が強く疑われます。


エンジン分解点検

分解点検を行ったところ、

・No1側コネクティングロッド焼き付き
・クランクシャフト損傷
・シリンダブロック破損

を確認しました。

オーバーヒートによる潤滑不良が進行し、最終的に内部部品が破損した状態でした。

添付写真のように、シリンダブロック側まで破損しており、通常の部分修理では対応できない状態でした。


故障原因

今回の主な原因は、潤滑不足によるオーバーヒートです。

VANGUARDエンジンは耐久性の高いエンジンですが、以下のような条件が重なると焼き付きが発生する場合があります。

・オイル量不足
・オイル交換未実施
・エアブロー清掃不足による冷却性能低下
・傾斜地での長時間使用
・高負荷連続運転

特にゴルフ場管理機械や乗用芝刈機、乗用雑草刈機は、高温環境・粉塵環境で使用されることが多く、冷却フィン周辺の詰まりにも注意が必要です。


修理内容

今回はシリンダブロックまで損傷していたため、ショートブロック交換にて修理を行いました。

実施内容は以下の通りです。

・ショートブロック交換
・ガスケット交換
・シール類交換
・消耗品交換
・各部清掃
・組付け
・試運転・動作確認

単純な部品交換だけではなく、周辺部品の状態確認や再発防止を考慮しながら組み付けを実施しています。


交換部品

今回交換した主な部品

・ショートブロック
・ガスケット類
・シール類
・消耗品類

エンジン内部破損の場合、目視で問題がなく見える部品でも熱影響を受けているケースがあります。

そのため、状態を確認しながら必要部品を交換しました。


修理後の状態

修理後は、

・圧縮圧正常
・異音解消
・白煙解消
・アイドリング安定
・吹け上がり改善

を確認しました。

試運転でも安定した動作となり、正常な状態へ復旧しました。


再発防止策

今回のような焼き付きトラブルを防ぐためには、日常点検と定期メンテナンスが重要です。

特におすすめしているのは、

・定期的なオイル交換
・エアクリーナ点検
・冷却フィン周辺のエアブロー清掃
・使用前のオイル量確認
・高負荷連続運転の見直し

です。

ゴルフ場管理機械、造園機械、農業機械は過酷な環境で使用されるため、早めの点検が結果的に大きな故障防止につながります。


バンガードVツインエンジンの修理・発送修理にも対応

株式会社BSサービスでは、長野県安曇野市を拠点に、

・Briggs & Stratton
・VANGUARD(バンガード)
・乗用芝刈機
・乗用雑草刈機
・ゴルフ場管理機械
・汎用エンジン
・非常用発電機

などの修理・点検を行っています。

松本市周辺をはじめ、エンジン単体の発送修理についてもご相談いただいております。

異音・白煙・圧縮低下・オイル消費などでお困りの場合は、症状が軽いうちの点検がおすすめです。

詳しくは株式会社BSサービスのホームページをご覧ください。
株式会社BSサービス

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